iPhone/Andoroidアプリ「zello walkie talkie」通称「zello(ゼロ)」というアプリ。(無料)
無線の「トランシーバー」という言葉は諸外国では使われていない。
「ウォーキー・トーキー」という言葉が一般的である。
そんなウォーキー・トーキーをIP(インターネット)を利用して実現したものが
この「zello walkie talkie」である。
携帯電話(双方向復信)の時代であっても単信、
つまりPTT(プレストーク)を押しながら喋る片方向通話は
現代でもプロの世界でも使われている。
電話のような双方向の欠点は、ながら通話になってしまう点や
同時に喋ってしまうと「今、何って言った?」みたいに輻輳してしまう点である。
片方向なら相手が喋り終わるまで聞く(待つ)、
つまり、「ちゃんと人の話を聞け~」って事を強制できるわけである。(^^ゞ
また同時に複数人に伝えることができる同報という点でも有利である。
さて、業務用無線の世界ではIP無線というのが普及の兆しがある。
これは、ケータイキャリアのインフラを利用して、その電波が通じるところであれば
無線同様に交信ができるというもので月額2千円とかで使い放題だとか。
あくまでケータイの電波が通じることが前提となるので
山ではつかえないし法人向けである。
そんなわけで、この「zello(ゼロ)」というアプリはいわゆるIP無線である。
ケータイキャリアのデータ通信圏内であればワールドワイドで使用できる。
さらにそれだけでなく、すでにいろんなチャンネルが存在していて
知らない人同士が交信を楽しんでいる。
中でも、「アマチュア無線」や「JAPAN フリーライセンス無線愛好家」などのチャンネルが、
平日夜間や週末ともなると実際の無線さながらに交信が行われているので、
ホンモノのアマチュア無線やフリーライセンスなデジタル簡易無線の世界へと
飛び出すためのステップアップとしても体験できるだろう。
電波ではなくIPでつながれるだけに、先日などは
札幌の小学生と山口県の中年男性がご当地な情報交換などの交信を楽しんでおられた。
SNSなど文字だけの世界では年齢や性別まで詐称して出会いを求めるという
違った方向に使われているのが問題になっているが、
こうして実際の音声での会話は、不特定多数にワッチされていることや
リアルな自分の音声なのでそんな不純な?使い方は無い。
知らない人と普通にフランクな交信ができるのは
無線機やこういったツールならではの良さではないだろうか。
ちなみに金剛山で実際に試してみたところ、
水越側からもみじ谷ルートで山頂までかけて歩いたがKDDIではほぼ圏外。
通話ができるようになったのは転法輪寺の近くに来てからのことである。
音声のいわゆるau電話としては通じるのでケータイとしては有効であるがデータ通信が圏外。
インターネットにつながらなければ使えないのでKDDIでは電話よりもエリアが狭くなる。
会社で支給されているSoftBankのiPhone5もあるので試してみたいところである。
そんなこんなで、これって登山ツールと言えるのだろうか!?
「金剛山」チャンネルというのを作ってみたが・・・未だ誰も人が来ない。(^^ゞ
デジ簡易無線の検索でブログに立ち寄りました。
QTHは羽曳野市ですので交信のチャンスがありますね、
宜しくです。