平成之大馬鹿門(へいせいの大バカもん)にて ★門柱なので、対峙するもう一対が別の山頂にあるという
【動画編】
出遅れたスタートであったが、のんびり静かな山歩きができた【コース】
駒の尾登山口~展望台~駒の尾山頂~避難小屋~鍋ヶ谷山~船木山~
後山~平成之大馬鹿門(大甑山(おごしきやま)) <ピストン>
後山は岡山県の最高峰で、別名「
西大峯山」と呼ばれることもあり、
かつては修験道としても栄えた山で、現在でも女人禁制のエリアがある。
まさかの車両トラブル。
午前6時頃、西宮名塩PAにて、手洗いと朝食を買ってきて車に戻る。
車内で軽い朝食を摂って、エンジンをかけようとすると一瞬各部のランプは点くものの
始動するには電圧が足らず、うんともすんとも言わない。
これまで車の整備不良なんか無縁で、季節のタイヤ交換など少々の事は自分で行うし、
消耗品のメンテナンスもきちんとやっていたが、バッテリー上がりはうかつだった。
ルームミラー付近にある通称マップランプは、施錠しても消えない仕様で、
週末にしか乗らない車を一週間以上も点けっぱなしにすること過去2度も
バッテリーを干上がらせてしまった実績がある。(^^ゞ
自動車同士を突き合わせてブースターケーブルでつなぐのが大変なことから
本格的なバッテリー充電器を導入し、家でのバッテリー上がりには対処できる体勢だった。
鉛電池は一度でもバッテリーを上げてしまうと劣化してしまうと一般的には聞くが
二度もやってしまっているので劣化が進んでいたのかも。
なにわともあれ、今朝、エンジンのかかりがちょっともたついたのは感じていたが、
ライト点けっぱなしで10分足らず席を外してただけなのに。
西宮名塩SAにはガソリンスタンドがあるので、当然そちらに直行するも、
「うちは給油しかやってなくて、ブースターケーブルも置いてないんです」「はぁ?」
本来ならここでJAFを呼ぶところであるが、非会員なので約17,000円コースとなる。
西宮名塩SAは一般道からもアクセスすることができるので、最寄りのGSに電話するも
営業は9時からなのでって、只今の時刻は6:30。
待ってられん、というか、いっそふて寝して9時を待とうか?
詰んだ。。しばし放心状態であったが気を取り直してあたりをキョロキョロ。
現場とかに向かいそうなブースターケーブル持ってそうな車は来ないかなぁ。
と、思っていた矢先、「
(株)あかつき」と書かれた小さなレッカー車が入ってきた。
降りてきた人の良さそうな若い男性に相談すると、一つ返事でOKとのこと。
すぐさま取り出せるところに携帯型のジャンプスターターがあったりして、
「もしかして、僕のために追いかけてきてくれました?」的な。(≧∇≦)
その後、3分と待たずにエンジン始動へ。(≧∇≦)
これから東条湖ランドおもちゃ王国に仕事で向かうところだという男性にお礼を言って別れる。
まさに救世主でした!その節はお世話になりました。
さて、エンジンは始動したものの、うっかり停車したときにエンジンを停止しないよう、
すでに営業していてバッテリーも扱っているという目的地最寄りの佐用IC近くのGSへ直行。
到着してバッテリー形式を伝えると、寒冷地仕様の特殊なやつなので置いてないと。
無理やりこれ付けますか?って28,000円するというバッテリーを持ってこられた。
しかし、形状がまったく異なって取り付けれそうにないので断念。
このまま山に行って、帰りにエンジンかからなかったら・・。
とりあえずバッテリー液が少し減っていたので2本補充(600円)してもらって安心度UP!
エンジンのかかりもそれなりで、これで今日は大丈夫感ありありで安心して目的地へ。
たった600円でリカバリー。トラブルが無かった場合とのロスタイムは1時間半差くらいで済んだ。
またしても前置きが長くなった。。
そんなこんなで、佐用からは新しくできた鳥取自動車道(無料)にて西粟倉村へ。
道の駅や農産物直売所が連続していて、秋の味覚、特に松茸など絶賛販売中だった。
すでに出遅れてしまっているので店には立ち寄らずに山の中へ。
もう登らなくてよいくらい高度を上げたところで、わりと広い駐車場と赤い大屋根。
駒の尾登山口である。
無駄に大きいように思える赤い大屋根は、トイレと休憩スペースになっていた。
また、スタンプ台が設置されており、どこかに押印して持参すると
黄金泉という温泉が、通常800円のところが500円になるという。
えらい気前がよいとおもいきや、国民宿舎が日帰り入浴500円なので対向か?!
本日は秋晴れの晴天で、絶好のハイキング日和である。
10時前にもなりスタートがかなり遅れたと思っていたが、これから登る人もチラホラ。
ウッドデッキから始まる登山道は、中央にお邪魔な手すりのある階段が続き、
もう終わったと思ったらまたもやお邪魔手すりつきの階段が続くという繰り返し。
最初は気にならなかったが、掘れてるところがあって反対側に移ろうにも
途切れ箇所が無くてイライラっとね。これはイラっと名物認定か?!
ススキがなびく屋根付きでテーブルもある展望台があったり、
快適はトレイルは、稜線に近づくにつれ徐々に開放感が出てくる。
駒の尾山頂まではハイキングコースという感じで休憩箇所多数、
複数人集まっても休憩できる弁当スポットがある。
ピストンして戻ってきて判ったが、展望も開放感も爽快感も含めた
最大のクライマックスは駒の尾山頂だったということ。
そこから先は登山者向け健脚コースという感じで、
トレイルはあいかわらず林道なみに十分広いものの、
後山まではほとんど変化に乏しく、まるで堂々めぐりしているかのようだった。
駒の尾山頂を過ぎてからは昼食を摂るにも2、3組くらいのスペースしか無いのが惜しい。
小さなアップダウンにいたぶられ、後山到着は時間にして12時35分にもなっていたが、
休憩しているハイカーさんが2組居たので満席のためスルー。
ここからは破線ルートと言ってもよいほどの山道となり、
しかもどんどん下って、平成之大馬鹿門までノンストップ。
けっこう疲れた。
このままピストンで帰りたくない。。最寄りに下山してタクシ~なんて考えたほど。
平成之大馬鹿門(へいせいの大バカもん)はパズルのようにうまく組み合わさった岩の塔。
いや、これは門柱の一つであるらしい。
門柱というからにはもう一つ同じものが別の山にあるということを後でわかった。
さて、ここでお昼にしたら登り返すのが辛そうすぎるので元気なうちに折り返すことにした。
下ってる時に登り返したくないと思ったほど下って疲れたのに、
不思議なことに登り返しはなぜかサクサク歩け、
下りのタイムとさほど変わらない早さで後山に戻ってこれた。
すっかり誰も居なくなっていたところで、端っこを見つけてお昼にすることにした。
よくピークのど真ん中付近で休憩する人が居るけど、
そこは記念写真撮る人が来るので、さすがに避けなければならない。
さもなければどこかのサイトに顔を塗りつぶされて掲載されることになるだろう。
出会ったハイカーは極めて少なく、計3名の方とそれぞれ会話を交わし、
終始10人も遭遇しなかったのでのんびり静かに歩くことができた。
ここからもまだ書きたいことがたくさんあるけど・・・もうかなり長いので今日はこのへんで。
その他の写真は以下より

山と高原地図2013年版+GARMIN GPSログ 駒の尾登山口~平成之大馬鹿門ピストン


駒の尾登山口駐車場

赤い大屋根の下は休憩テーブルとトイレ、温泉スタンプボックス

ガチャポンで温泉のロッカーキー型腕時計(300円)があった(≧∇≦) 温泉大好き!

駒の尾登山口

ウッドデッキ木道


紅葉にはまだ早く、日差しが暑かった

ススキなびく展望台休憩所が見えてきた

展望台休憩所

南側の展望

眼下には粟倉村

これが名物、お邪魔手すり

どこまでもお邪魔



大展望広がるところに抜けた

駒ノ尾山頂に到着

後山が遥かに遠く

ほどなく避難小屋 ステンレス製の頑丈なドア クマ出没注意

ダルガ峰方向(左)との分岐点

しばらく進んで、駒の尾山を振り返る

日差しが暑く日焼けしそう

イノシシが掘り返していたり、鹿を多数みかけたり動物王国

各ピーク以外はほとんど展望無し

山というより通過点 ピーク感無し

眼下の目立つ屋根はどこが見えているのだろう

30倍ズームしてみたら、美作市立東粟倉図書館だった


船木山山頂

船木山山頂南側向き

後山ピークが見えてきた

後山山頂

下って下って・・・
平成之大馬鹿門(大甑山(おごしきやま))

平成之大馬鹿門は門柱の一つで、もう一対が空山山頂にあるという
この日は展望が良かったので、事前にわかっていればズームで確認したのだが。。

カマボコ板のような石が並べてある

登り返して後山まで戻ってきたところでお昼に。

カレーメシ新製品は熱湯で作るタイプ
以前、紹介したカレーめしは電子レンジ専用なのをむりやり熱湯で作った。
レトルトカレーと同時に食べたら、やはりお世辞にもカレーライスではなかった。
どちらかというとカレーリゾット味。
しかしこれは熱湯で作るタイプなので違いを期待

これこそはカレーライスそのものだった。
山道具屋に売っているフリーズドライ食品はとても高いが、これなら納得の味と価格!

遠くの山に見えていた大きな門は何だろうか?と思ってあとで調べてみたら、
日本最大のベル、リュバンベールがある日名倉山だった。









ストーンヘンジ風の駒ノ尾山頂に戻ってきた



下山後の話。
800円が500円になる黄金泉に行ってみた。
まず、お向かいの蕎麦屋さんがまだ営業中であったが客は無し。
恐る恐る中の様子を見ていたら、気さくな店主さんが声をかけてきたので
「風来坊」という名の蕎麦付きシシ肉の石鍋定食(千円)と稲荷寿司を食べた。
店主は愛想が良くて、終始おしゃべり。
一方、温泉はというと、カランとシャワーが独立していて温度調整ができず固定。
もしかして蛇口は源泉? 内風呂はバスクリンが入ったかのような水色に
消毒臭が立ち込めていたが、露天はまぁまぁ良かった。
なんといってもどの店もこの店も人対人のコミュニケーションで成り立っていて良い印象だった。