芦屋ロックガーデン ピラーロックにて
【動画編】暑くても、やっぱりロックガーデンはオトナのジャングルジムだった
【ルート】
滝の茶屋(高座の滝)-地獄谷遡行-C懸-B懸-ピラーロック-中央尾根クロス-
だるま岩-五叉路-展望のある岩-(昼食)-横池-風吹岩-中央尾根-滝の茶屋やたら水量の多い地獄谷を抜けると灼熱の炎天下。またしてもバテた。
なぜこんな時期に六甲かという話は置いておくとして、
ちょうど2年前の2013年7月20日のまさかの同じ日の暑い日にロックガーデンに来ていた。
あの頃は若かった。今より2歳も。(≧∇≦)
あの時は体調イマイチだったのも手伝って横池までが限界だった。
はてして今回は。。
六甲山には地獄谷と名の付くところが他にもあり、裏六甲の地獄谷は未踏で、
どうやら楽しいらしいので、今回歩いてみたかったが、
先週末、神戸方面に停滞した雨雲による集中豪雨で水量がかなり多いことが予想された。
水量が多いと突破できないところがあるとか。
今回は裏六甲側まで行く気力も無かったのでいつものように表六甲芦屋のロックガーデンへ。
起点の滝の茶屋(高座の滝)から少し上がったところでいつものごとく地獄谷の沢へと下る。
中央尾根は下山でしか使ったことが無い。
先行する男性が大ジャンプをして流れを飛び越えている。
思いのほか水量が多く、たしかにこれは大ジャンプするしかない。
なんとか着地したものの、水量の多さは通常時の倍以上にも思え、この先が少々不安も。
それでもなんとかカメラを濡らすことなく、楽しみながら沢を遡行することができた。
地獄谷が初めてと思われる方が多数見受けられ、沢の遡行は無理と判断したのか、
踏み跡の無さそうな高所を高巻きしている人がいた。
こっちは沢の中なので落石でも落とされたらたいへんである。
流れる水の音が大きく、わざわざ上を見上げなければ上に人が居ることに気づかなかった。
進行方向正面や足元だけでなく、常に廻りの状況に変化が無いかと意識しなければならない。
地獄谷の終点である「小便滝」からは沢を離れて炎天下の中への登りとなる。
ここからは迷路の始まりで、
以前、段取八分さんに案内してもらった通りしか歩けない複雑さ。
ちょっとでも違う踏み跡を冒険してしまうとどこに出てしまうかわからない。
神戸の街並み、海、風、オトナのジャングルジム、ロックガーデンは暑くても楽しかった。
今回の目標は、あ
の一本松の黒岩や、
こんな岩の上にもう一度行ってみたかった。
そのためには奥高座のほうに行かなくてはならず、手っ取り早く大通り(中央尾根)に復帰したかった。
記憶を頼りになんとか中央尾根に出た時にはけっこうバテてきた。
中央尾根を交差するように跨いですぐに下る。
久しぶりにあの「ダルマ岩」も見に行こうと思った。
途中、単独女性と出会う。
挨拶をすると、「目を何かに刺されたみたいで、えらい腫れてきたんです、何なんでしょう?」と
不安いっぱいの様子。
見てみるとまぶたが殴られたかのように腫れあがっている。
「ああ、それはブヨですよ。3日でほどで腫れは引きます」と教えてあげ、さらに
ブヨが黒ゴマくらいのもので、蚊とは違って・・とあれこれ説明したところ安心された様子。
「(仕事を)リタイヤしておいてよかったわ。こんな顔だと会社行けない」・・・。
この女性とは再び出会うことになる。
今度は自分のほうがあれこれ教えてもらう事になるとも知らずに。
だるま岩への取り付きはすぐにわかり、そちらへと進出。
人の気配は無い。
水が流れていたので顔を洗う。
顔を上げると目の前に団体が来ていたのでびっくりした。
団体に追い立てられるかのように歩く。
なつかしのだるま岩が健在であった。
空腹感にバテ具合を勘案すると、横池に行ってお昼を先に摂るほうがよさそうと判断。
暑さに参りながら登り返している途中のそれたところに眺めの良い岩場があったので行ってみると、
あのブヨにまぶたを刺された女性が居た。
どうやらこのあたりに詳しそうなので黒岩への行き方などを尋ねると、懇切丁寧に教えてくれ、
さらには五叉路があってややこしいのでそこまで案内するとのこと。
すぐにでもお昼にしたかったが、案内されるままにまた登ってきた道を下った。
荒地山周辺の迷路をひとり歩きするのが好きだという女性、かつては下山時刻せまる中を
迷いかけたこともあったとかで、母親を案ずる娘さんから、
ケータイやウエストバッグ、あれやこれも買って貰ったと嬉しそう。
そんな話をいろいろ聞いているうちに、荒地山迷路を完全攻略したいという闘士が湧いてきた。
(実際、大都会の大阪市内通過することやトータルコストなども考えると、
そう簡単には六甲山に通うということにもいかないと思った)
それにしてもこんな暑さの中であっても、本格的な装備から、ほとんど空身に近いハイカーまで
さまざまな人が歩いていて賑やかなロックガーデン、荒地山周辺の人気の理由がわかった気がした。
また登り返して、日陰もある弁当広場適地を見つけて昼食の後、ついうとうとと昼寝をしてしまった。
顔を上げると小さなイノシシが鼻をクンクンさせて目の前に居た。
立ち上がったら逃げてしまった。
長い休憩ですっかり元気回復したかのように思えたが、こんどは水不足。
持ってきた水の残量があと500mlで、余力も考えると荒地山方面、黒岩を探す体力・気力無し。
横池に顔を出してから、あっさりと中央尾根で下山することにした。
今回も暑さにバテた六甲であった。。
その他の写真は以下より。