
キバラー、段取八分さん、
タクヤさん orisさん、うっちぃさん
【動画編】冬こそ低山、なんとか紅葉に間に合った。
暑くなく寒くなく快適な気温の下、縦横無尽に歩きまわった。【コース】 (大部分はバリエーションルート)
ひよどりこえ(8:30)-石井ダム(9:15)-菊水山(10:20)-鍋蓋山(11:20)-再度公園(11:55-13:00)-
高雄山(13:35)-三ノ宮駅(16:00)★交通機関:JR神戸駅(阪神:高速神戸駅)→(バス200円)→ひよどりごえ
無数につけられた踏み跡迷路でお馴染みの六甲山系。
地図がほとんど役に立たない山域であることから、
まったく下調べ無し、予備知識無しでひたすら段八さんについていくのみである。
どんなサプライズな発見があるか歩いてみての楽しみである。
orisさんとは
今年3月の金剛山以来で冬から冬へシーズンをまたいでしまってたいへんご無沙汰だった。
段取八分さんこと、段八さんに案内してもらった
初六甲山はもう2011年3月のことである。
もう今年も12月。
一年一年がどんどん加速していっている。
8時にJR神戸駅でみなさんと待ち合わせてバスにて「ひよどりごえ」へ移動。
地下鉄を利用するよりも安く朝早い時間帯はガラガラで快適に移動できた。
バスを降りたところは眼下に神戸電鉄有馬線「ひよどりごえ駅」を見下ろす高台にある。
高度を少しでも稼いだかと思いきや、ひよどりごえ駅までどんどん下りて行く。。(@@)
駅よりさらに下りつつしばらく歩くルートは六甲全山縦走路そのものであった。
再び神戸電鉄有馬線が現れて並走するようになった。
ところどころ紅葉も見られるようになってて期待が高まる。
駅のホームがあるかのような感じがしたのでちょうど一駅歩いたかなと思ったが勘違いだった。
再び線路の高さよりも下って行き、高架の下をくぐったところの前方に大きな壁が出現。
それこそが本日のハイライトのひとつである「石井ダム」であった。
ここからは暑くなりそうなので一同、アウターを脱いで温度調整。
立ちはだかるダムの壁を登るかのように付けられた階段を上がる。
間近で見ると何らかの大きな遺跡のような存在感である。
数百段の階段とやらを楽しむつもりがあっという間に終わってしまった。
ダムの上からは、登ってきた側を見下ろすよりもダム湖側を眺めるほうが見応えがあった。
事務所の横にはお手洗いがあって水場(水道)もあった。
目指すは対岸にそびえる「菊水山」であるが、ダムの対岸には渡らずダム湖に沿って歩く。
天気が良いことに加え、なかなかの開放感があるのでごきげんである。
左手には岩山があり、壁には一文字が1.3m角で「南無阿弥陀仏」と文字が彫られてある。
約150年前に小部の極楽寺の和尚が旅人の安全祈願のために彫った「妙号岩」だとか。
南無阿弥陀仏の意味が今までわかってない自分に気付いた。
「先代に感謝し、安全な旅を・・」とある。
クライミングの練習がよく行われているとのことで、噂をしていると次々とクライマーたちがやってきた。
大きな橋を渡った直後の右手に、小さな目印しかない知る人ぞ知る踏み跡から取りついた。
これは案内が無いとここから登ろうなんて発想すら持たないような所であった。
踏み跡があるのか無いのかさえ不明瞭な急な斜面を登っていくと、どこから続いてきたのか
多数の分岐があった。
ダム湖のほうの展望を楽しみながら登り続けることほどなく菊水山山頂に到着して小休憩。
大きな電波中継塔が2つもあるがっかりな山頂であったが、
地元庶民の格好のトレーニングの場として利用されているらしく人はそれなりに多かった。
金剛山コミュニティのメンバーである
タクヤさんが三ノ宮から登ってきて途中参戦していただけることになり
鍋蓋山で合流できそうな見通しとなった。
菊水山から鍋蓋山が見えたときにはずいぶんと下って登り返さないといけない落ち込みように愕然。
それでもたかだか200m程度の高低差だから歩き続けていてたらそのうち着くだろう?!
六甲山を山越えするように通っている国道428号のぎりぎりまで下りるのかと思いきや
それなりの高さのところで吊り橋でもって国道上空を越えた。
鍋蓋山への登りは今回いちばんの頑張りどころであった。
山頂に到着すると、やはりここにも多数のハイカーが休憩しておられた。
休憩すること数分、途中でも連絡を取り合っていたタクヤさんとついに合流。
飲み会の場でしかお会いしたことが無かったタクヤさんとは山でははじめてである。
今日の昼食場所の目的地は再度(ふたたび)公園である。
鍋蓋山からはゆるゆるごきげんハイキングルートで、途中はまばゆいばかりの紅葉が美しかった。
再度公園に着いてからもあちこちの紅葉に目移りしながらシャッターを切る。
お昼は
orisさんが取り出した「一味」の事で盛り上がった。
タクヤさん、ちょっとした工夫で美味しそうな山メシをちゃちゃっと作られるところは
山めし礼賛ゆずりである。
昼食の後、再度公園を半周して高雄山へと望む。
どこを歩いているかは段八さん任せのミステリーで、登ったり下ったり、
市ケ原まで下ってきたのにまたもやバリエーションでの登りで、これでもかというくらいにいたぶられた。
再度公園を出てからも美しい紅葉に恵まれたが、それ以外にこれといって印象に残るものは目につかなかった。
本日の登りがすべて完了し、最終下山中、なにげに山と高原地図を見ると
神戸の夜の街を照らす電飾のうち「帆掛け舟」を縦断するルートになっていたので楽しみにしていたが
実際にはそのようなものはそこには無かった。
そんなこんなで無事に下山完了。それにしても今日はたっぷり歩いて16km。
段八さんお任せルートはやっぱりハードだった。
今回の核心部は紅葉と石井ダムと、のどかだった再度公園かな。
まだ三ノ宮駅まで15分の歩きが残っていたが、最後の秋を名残惜しむかのように六甲山を後にした。
ご一緒いただいたみなさんありがとうございました。
段八さんご案内いただきありがとうございました。
その他の写真は以下より。