『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (1分58秒)厳しい寒さの中に、オアシスあり昼間には無い良さがいっぱい詰まってました。午前2時起床。
こんなに朝早く起きるのは、スキーに行く朝を思い出す。
待ち合わせの午前4時に、20分も早く金剛登山口に到着。
katsuyukiさんはちょうど到着されたばかりだった。
そしてほどなく夜登(よると)さん到着。
「
金剛山の夜景」の夜登さんは当ブログを開設した初めの頃からコメントいただいており、
お互いずっとコメントの書き込みだけでの長い付き合いがありながらも、
一度もお会いしたことがなかったのだ。
今日初めて対面することになり、とても楽しみで、
夕べは9時前に寝たものの興奮してなかなか寝付けず。
午前4時になるのを待たずに全員が揃ったので、さっそく登山開始。
もちろん真っ暗闇なのでヘッドランプを灯す。
朝起きたとき思ったほど寒くないなと感じたが、山頂気温を確認すると0℃だったので
迷わずブレスサーモ極寒仕様ハーフジップをインナーに、中間着、薄フリースでのスタート。
5合目中間地点に着いたときにはすっかり暑くなり、インナーと中間着のみになって、
ジップフル開放でクールダウンしながら残り半分を登る。
5合目をすぎてしばらくすると体感気温が一段と低くなった。
途中、トイプードル2匹を連れた登山者の集団を追い抜く。
それぞれのワンちゃんにピカピカ光るLEDランプを付けてもらっていて、
それらがうろちょろ走る回るのでとてもかわいい。
夜登さんはすっかり早朝登山者の中では有名人で、
その登山者たちからも「カメラマンさん」と呼ばれていた。
夜登さんもkatsuyukiさんも登るのがものすごく速い。
クールダウンする暇もなく、ついて行くので必死だった。
スタートからおよそ50分で山頂到着。
他のルートに比べるとずっと短いのに、ペースが速いとしんどいものだ。
山頂5時前の気温は0℃。
トイレ前で一息ついていると、夜登さんにはすっかりおなじみの早朝登山者たち集まりだした。
それからも続々と山頂に人が到着。
山頂で最も明るい場所である売店前(自販機の明かり)とトイレ前に分かれて
登山者がわらわらと集まり出す。
そんな中でも夜登さんは有名で、みなさんから声をかけられる。
「今日はカメラマンさん大勢つれてきて・・」などなど。
登山者のみなさんと色々おしゃべりしているとなんだか宴会のようで楽しい。
いろいろ撮影にきたので移動しようとするも、この場を離れるのが惜しいと思うほど。
なんかこういう「みんなはひとつ」という感じが良い。
人の温もりが感じられるオアシスだ。
これらの人々のふれあいを求めて早朝登山をしたいなと思わせる価値がそこにはあった。
後ろ髪引かれる思いで登山者のみなさんたちから離れ、夜景の撮影に行く。
テキパキとやることやらないとたちまち時間が立つ。
山頂に着いてから30分以上経過し、寒さがかなりこたえるようになってきた。
本当に寒い。。。。人並み以上に寒がりだから余計だ。
まだ凍結もない気温が0℃の時期に、これ以上の冬装備は無いというほど着込んでいるのに
寒さに耐えれなくてひとりブルブル震えていた。
山頂で飲もうとしていたお茶を作る余裕もなく、ポットのお湯を飲んでカラダを暖める。
寒い中だとお茶でもお湯でも同じだ。暖まれば良いのであって、味なんてどうでも良い。
5時40分になって売店前のみなさんも、トイレ前のみなさんも一同に下の広場に集まりだした。
いつもは国見城趾広場なのだが、今日は風が強いからということで、
どなたが指揮を取っているのかわからないが、下の広場でやるという伝達があった。
そこに居合わせた人が全員でラジオ体操をするのが日課になっているらしい。
暗くてよく確認できなかったが、どなたかが持ってきた何か?からラジオラジオ体操の放送が流れる。
時間帯的にはラジオ体操の放送時間じゃないはず。
だがしかし放送よろしく準備体操のアナウンスが流れ、その後、ラジオ体操第一が始まった。
その様子を撮影していたのだが、なんだか自分も仲間に加わりたくなり一緒に体操をやった。
ラジオ体操第一が終わり、次は前からやりたいとおもっていたラジオ体操第二かなぁと音楽が流れたとたん
みなさん手のひらを返したようにわらわらと散っていった。アレ~、第一だけなの~!?
まったく温もらず。
捺印所が開く午前6時の10分ほど前になると、みなさんきちんと窓口に並ばれて、
たちまち長い待ち行列ができた。
その人数、ざっと50人以上。すごい。。
そんな長い待ち行列も、捺印所が開いて10分もすると誰も居なくなった。
みなさん、転がり落ちるような鬼スピードで下りていかれた。
そのあまりの速さには、夜登さんでも追いつけないのだとか。
我々もあとを追いかけるように駆け足で下山を開始したが結局誰にも追いつけず。
30分強ほどでまつまさ駐車場に着いたが、もうあたりは静まり返っていた。
あの人たちはいったいどこへ消えたのだろう。
午前8時から出かける用事があったので、夜登さんらとの立ち話もそこそこに先に金剛山を後にした。
夜登さんのHPのポリシーに配慮して、お顔は掲載できないが、
芯が太くてシャキットした感じの方で、あのシャキッと感は、
どう考えても柔道か空手か少林寺か、それなりの武道家の師範のような印象を受けた。
まるで早朝登山者たちを見守る山岳レスキュー隊であるかのようにたくましかった。
夜登さん、今日はありがとうございました。
そしてkatsuyukiさん、連日お疲れ様でした。
その他の写真は以下より。