いよいよお隣の大和葛城山の「一目百万本」のツツジが満開に向かっており、
山が燃える日が近づいてきたようですね。
今週末あたりはダイトレ縦走を思い出して、大和葛城山と金剛山の掛け持ち登山
ができればいいなと思っています。
しかし、今週末では満開までまだ少し早い?かもですね。
天気に期待。
#つぶやき
2泊3日のキャンプから帰ってきたとたん、ノロ系のウィルスにやられてしまい
ひさしぶりに寝込んでいます。
最近は「登った気がしない」とまで言っていたあの金剛山頂がとても遠くに思えます。
今は登る元気がまったくありません。
GW残り2日に金剛山に登りたかったのですが、天気もあいにくの雨ということで、
ゆっくりカラダを休めろということだと思って、今週末まで見送りです。大和葛城山のツツジに関する新聞記事が掲載されました。
(週刊まちぶら)葛城山ロープウェイかいわい ツツジ燃える山肌 /奈良県2009/04/26 朝日新聞 朝刊 31ページより引用 「山が燃えている」。かつて金剛山の登山道から葛城山を眺めた登山者が、驚いてそう
叫んだという。ツツジの名所として有名になった今では考えられないエピソードだが、
「一目百万本」と呼ばれるほど広範囲に群生したツツジは、毎年5月になると山肌を真っ
赤に燃え上がらせる。葛城山がもっとも美しく染まる時期が、今年もそこまで迫ってい
る。(渡義人)
葛城山で、ツツジが咲き始めるのは毎年5月のゴールデンウイークごろから。見頃は下
旬までで、このわずか20日程度の間に年間20万人と言われる観光客の半分が押し寄せ
る。
「ピーク時には、2~3時間待ちになってしまいます」と話すのは、葛城山ロープウェ
イ(葛城索道線)の浜口昇索道長(59)。1回あたりの定員が50人のため、ピストン
輸送をしても待ち時間ができる。毎年午前9時ごろには大行列になり、通常は午前9時1
0分の始発を午前6時すぎに早めることもあるという。
それほどの人気を誇るツツジだが、実は歴史は古くない。葛城高原ロッジを運営する金
剛葛城観光開発の宮脇栄治代表取締役(52)によると、ロッジができた1967年当
時、山頂周辺は一面のササで覆われていた。しかし、ササは数十年に1度花を咲かせ、実
をつけた後に枯れるとされる。葛城山でも70年ごろに花を咲かせ、枯れた後にツツジが
咲き出したという。「人の手で植えられた、といううわさをたまに聞きますが、すべて自
然のものです」
ただ、ササは自生力が強く、毎年生えてくるため、年に2回会社で刈っている。現在約
5万平方メートルのツツジが維持されているが、もし刈るのをやめたら、ササ山に戻る可
能性が高いという。
ツツジのほかにも、カタクリやヤマユリなども自生し、自然にあふれる葛城山。だが、
ツツジの枝を折ったり、ユリを球根ごと引き抜いたりするマナー違反が、最近目立つとい
う。宮脇さんは「自然を楽しむために来る人が多い場所だから、その楽しみを奪わないで
ほしい」と呼びかけている。
●よりみち・わきみち・まわりみち
□眺望とカモ鍋が売り
山頂付近にある宿泊施設「葛城高原ロッジ」(0745・62・5083)=写真=は
玄関が4階にある吉野建て。大和盆地のほか、関西空港や淡路島なども一望できる。名物
は、地元で養殖されたアイガモでつくるカモ鍋。野菜や米も御所産で、水は山のわき水を
使っているという。1泊大人8190円(5月は9450円)。
□「千体石仏」、実は1850体
奈良時代に行基によって開かれたと伝わる九品寺(くほんじ)(御所市楢原)の裏山に
は、石仏群「千体石仏」=写真=がある。実際は1850体ほどあり、100年ほど前に
山で発掘されたという。南北朝の時代、南朝に味方した地元豪族の兵士が、無事に帰って
来るように奉納したらしい。興福寺金堂の基壇を譲り受け、1月に石壇を整備し終えたば
かりだ。
■笑顔にこんにちは
◇待ち時間に軽食を
葛城登山口駅そばでツツジの咲く期間だけ店を出す「青竹の会」。ピーク時は2~3時
間待ちが当たり前になる観光客のため、軽食を販売する。休憩所も手作りした。稼いだお
金は、市内のイベントでお茶や菓子を振る舞うおもてなし活動に充てている。丸山孝昭会
長(61)は「待ち時間を少しでも快適に過ごしてもらえれば」と話す。
◇寺で学ぶ書の原点
不動寺で月1回勉強会を開く「古典臨書研究会」。特定の師から学ぶのではなく、中国
なら唐代以前、日本なら平安時代以前の古典のみを手本としている。「これも修行の場」
と、寺が本堂を快く貸してくれたという。米田英石代表(62)は「書の原点を学び、息
づかいを知ることで、自分自身の感性を磨くことが目標です」。
◇常連が多いロッジ
葛城高原ロッジでフロント係を務める北村巳貴さん(53)。ロッジは常連客の割合が
高いそうで、「『いらっしゃい』というより、『お帰りなさい』。そんなアットホームな
雰囲気が売りです」と話す。星空はあまり見えないが、抜群の夜景が自慢。関西空港は浮
いたように見えるという。「夜がふけていくほどきれいに見えますよ」
◇「下りこそ乗って」
葛城山ロープウェイ(0745・62・4341)は片道720円、往復1220円。
索道長の浜口昇さんは「上りは午後3時過ぎに列がなくなるが、下りは昼過ぎから混雑す
る。楽だから下りは歩く、という人もいるが、下りこそ乗ってほしい」。理由はけが。年
間4、5件、救急車の手配要請があるが、ほとんどが下りで滑るケースという。