明神平にて キバラー、うっちぃさん、みねごん、
こーやさん【動画編】いきなり真冬到来。
風は強く、厳しい寒さだった。【ルート】
大又駐車場-(バリルート)-登山道合流-薊岳-(休憩ポイント)-
前山-明神平-大又駐車場先週末は久しぶりにボロんちょに風邪ひいてしまって山には行けず。
そんな2週間ぶりの山行きはまさかの冬将軍到来で、この冬いちばんの寒さとなった。
あまり高い山へ行くのは寒すぎるので明神平あたりでゆっくり滞留しようとなった。。
明神平というとよくセットにすることが多いのは桧塚奥峰であるが、
今回は久しぶりに薊岳に訪れたいという私の希望に賛同いただいた。
明神平が初めてのko-yaさんには最初は一般登山道で案内したいところであったが、
午前中はガッスガスで空模様が良くないであろうことは駐車場からも見てとれた。
なるべくピストンは避けてko-yaさんには見るもの全てがお初になる計画として、
バリルートを取り入れて明神平は後半に持ってくる反時計回り周回を考えた。
つまり登山道ではない植林帯を歩かせていただいて駐車場から稜線まで直登。
7年前にkosiziさんの案内で初めて明神平へ登ったガラケー時代。
当時としてはハイテクのGPSを利用して駐車場まで一時間ほどで下りたルートを
下から登りで使ってみて苦労なく登れるだろうかという確認を兼ねて。
登りだしから急登とルート取りに苦労し、思いのほか時間がかかった。
高度が上がってくるとさらに強風や吹雪で足取りが重くなる。
8時スタートで3時間もかかって11時に稜線上の登山道と合流した。
所要時間だけを見れば一般登山道を登ってくるのと大差なかった。(^^ゞ
バリルートのルーファイ、植林帯の中ではあっちが歩きやすい、いやこっちかもと
ああでもないこうでもないと頭悩ませる楽しさはあるが、たいていの場合、
時間がかかりすぎたり足が余計に疲れたりで割に合わないことが多いのは織り込み済み。
登りは暑くなるだろうとバラクラバにもなるお気に入りのトレールアクションパーカー
をアウターにして登りだすもカラダが温まってくるどころか寒くなる一方。
防風のため、アクションパーカーを脱いでこんどはソフトシェルに着替えるも、
着替えてる最中に低体温になりそうなほどの強風で、風速10m以上あった。
汗冷えしないよう暑くなく寒すぎない絶妙な塩加減のつもりだったが、
結局、最終的には両方を重ね着して落ち着いたという寒さだった。
稜線に出るとさすがに歩きやすくなったものの、桧塚奥峰側とは違って細尾根で
積雪に隠れた根っこで滑って転倒しそうになったりと油断できないコンディション。
登山道合流ポイントから薊岳まではピークハントのためのピストンである。
果たして薊岳山頂はガスっていてまわりは何も見えなかったのは7年前の時と同じ。
そんなわけで薊岳は常にガスってるイメージしかないけど実際どの程度の展望があるのかな。
ひとしきり記念写真を撮ったところで折り返して休憩予定地の前山へと向かう。
薊岳から前山までほんとにコースタイム一時間なの?と思うくらい遠く感じた。
相変わらずの強風が吹き付けてくる状況では前山で快適に食事できるとは思えない。
あと15分くらいかかりそうな稜線上右手に谷というか窪地があり、
そこまで下ったら風が当たらなさそうだったので前山到着を待たずにお昼とする。
時間にして13時近くにもなっており、11時半くらいに着けたらと思っていた予定を
大幅に上回って空腹もピークに。
厳寒の中での昼食は、パン系を中心にサンドイッチやホットサンド、ポップコーンまで。
レジャーシートの上には時折雪が降り注ぐ。
靴を脱ぐには寒すぎるがレジャーシート上には座りたい。
スーパーのレジ袋が数あれば靴の上から突っ込んでシートにあがれる。
そんなこともあろうかと思って持ってきていたのは
モンベルの「ベーシックダウンフットウォーマー」(写真撮り忘れ)だ。
これはけっこう快適に過ごせたので冬季のテン泊にもオススメのアイテム。
休憩はたっぷり1時間半ほど取った後、稜線まで登り返して前山へと向かう。
時間的には予定より2時間ほどのロスであるがまだ日没までの安全マージン内である。
「明神平あるある」として、上ではひどくガスっていたのに
下山完了して駐車場に着いたとたん空は青空で吹っ切れていたということが多々あった。
今回は予定より2時間も時間が押していたので前山で15時にもなってしまったものの
空はみるみる回復し、見事な銀世界を眺めることができた。
前山からは下山となるので全員この冬初めてチェーンスパイクを装着。
こんなに早く出番が来るとは思ってなかった。
せっかくなので前山と明神平でちょこっと空撮するも、強風に煽られて機体が流されるわ、
低温バッテリー警告は出るわで思うように飛ばせず。
日没時間(16:55)も迫ってきているので下山を急いだ。。
林道の一部ははかつて荒れていたようなえぐれ方をしていた。
最悪、渡渉後の林道歩きで日没を迎えるのがタイムリミットと思っていたら
まさに舗装路に入ったところから完全に日没となった。
何度も訪れている慣れたルートなのでナイトハイク感覚。
明神平が初めてのko-yaさんは気が気じゃなかったかもしれないが。(^^ゞ
朝、駐車場で2名3組6名が先行して登って行かれたのを見たが
その人たちも含めて二度と人影を見ることなく終わった。
帰りには「たかすみ温泉」で温まって、プジャ橿原店で山登りカレー部をして帰る。
過酷な一日であったが楽しかった。
ご一緒いただいたみなさんありがとうございました。
その他の写真は以下より。
山と高原地図2016年版+GARMIN GPSログ
7年前に初めて明神平に登った日の
ショートカット下山したときのログを入れてきたが、この通りに登るのは難しかった
テープはあるが踏み跡など無いので真似をしないほうが良い
急登の難所が終わってちょっと緩やかになった
植林帯とは言え、なかなかスムーズには登れない
目指す尾根に乗っかっると進みやすくはなった
大岩を巻く
巻いた上からは白銀の世界へと入っていくと同時に風も強まる
細尾根の岩ゾーン
ようやく稜線上の登山道と合流した
薊岳山頂にて
うっちぃさんの安モノ?のスパッツのバンドには
たびたび雪団子が付きまくって苦労してた(≧∇≦)
風の当たらない窪地でお昼とした
気温は-5℃であったが、強風が加わって体感気温はマイナス15℃以下
みねごんサンド
うっちぃホットサンド
とうもろこしの種をオリーブオイルに岩塩を加えて炒る
前山にて
ここからは下山に向けてチェーンスパイクを装着
下山開始しようと思ったらガスが吹っ切れてきた
空撮は強風と低温との闘いだった
あしび山荘(利用不可)
中央は薊岳
一週間でこんなに景色が変わってしまうなんて!
半端じゃなく、寒そうですね・・・
でも、薊岳・明神平はやっぱり樹氷が良く似合います。
私も、今シーズンの冬は綺麗な樹氷を見に行きたいと思っています(^O^)/